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倒産寸前の諫早市
諫早湾漁業の実態
集会決議
有明海の潮位急上昇
東京便り
干潟の予備調査を終えて
諫干事業計画変更検証
編集後記

波乱に満ちた1999年が暮れようとしています。本部がこれまで予言していたように、今年は大きな変革の年でした。干拓事業は、工事完了の2000年度には完成せず、2006年度になると言います。また、その予算も120億円膨れ上がり、2490億円に増加すると発表されました。これも実際は、あとどれだけ税金を投入しなければならないか、全く不透明です。

 2006年度完成という意味は、この年が次の「時のアセスメント」に引っ掛かる年だからです。これまで主張していたように、2000年度には完成します、と言ってきたのと同じように、口が裂けても、それ以降になるとは言えないのです。専門家に言わせると、内部堤防の完成は、このままの計画だと10年以上かかるだろうと言います。
 諫早市はこの事業を、賛成の立場で継続し、完成したいと、主張していましたが、この結果、市の財政は大変な状態に追い込まれています。






涸れる海・諫早湾

Photo byKANGO NAKAO

週刊ダイヤモンド5月15日号によれば、市の財政圧迫度は、全国の市町村でナンバーワンになったと報告されています。市が借金する起債制限率の最高限度は20%と言われ、この数字に近付くと、自治体はその対応に右往左往します。これを越えると文字どおり倒産状態に追い込まれます。
 諫早市は、この公債負担率が何と33.1%になってしまいました。これは当たり前のことです。1999年度だけでも調整池の水質対策費として33億3000万円を市独自で支出しなけれならなかったのです。普通の自治体だったら市長は首を括らなければならないでしょう。
 それにもかかわらず市長も市議会議員もノホホンとしています。能天気だと言われても返す言葉がないのではないでしょうか。一体、何を考え、何をしようとしているのか、首を傾げると同時に、怒りが込み上げてきます。


 本部のボランティアの一人、地元の土建会社経営者は、ここ2〜3年間、諫早市からの仕事が全く途絶えてしまったと、嘆いていました。地域の経済浮揚のためとの大義名分のもとに、事業推進の立場を取った結果がこの様です。計画も破綻し、自治体は倒産状態、一体、これからどうしようとするのか?興味津々です。まあ、お手並み拝見と行きましょう。


倒産寸前の諫早市

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